この時期に渓流釣りをするのは確か中学生以来ぶりじゃないかな。
当時は移動手段に車など使える訳もなく、連れ立った友人のどなたかの親御さんにポイント付近まで送っていただき、その周辺をあっちへフラフラ、こっちへフラフラ、友人達3〜4人で歩き回ってポイントを荒し回るもんだから警戒心の高い渓魚など、まず釣れない。
寒さに身体を震わせながら、渓魚へ想いを馳せ、たまに焚火などをして暖をとり。その辺に落ちていたエ◯本を読み、お母さんに作ってもらったおにぎりを食べながら途方に暮れる(送迎の親御さんも時間にならないと迎えに来ない)
今の時代ではなかなかあり得ない状況だが、当時自分の周りはこんな感じだった。
釣果に関しては言うまでもなくボーズである。
たまにマグレでヤマメが釣れたり、後はハヤ。いらないがハヤは釣れた。
そんな中学生時代から25年余り経過した今。
今日、今現在。
釣れないのである。
全くもって釣れない、あの頃と何ら変わる事なくボーズ。
圧倒的坊主であった。
この25年余りの歳月で進化した事と言えば、車の免許を取得し送迎なしでポイントまで行ける様になった事。それとお小遣いの範疇で不自由なくブドウ虫を買える様になった事…
他にも幾らかあった様な気がしていたけども、どうやら勘違いだったみたい。
気づけばアラフォーの今も渓魚に想いを馳せて、途方に暮れている。そろそろエ◯本を探すか、とならない所は成長なのか退化なのかは分からないが、所為大人になったっという事だろう。
それでも考えられる敗因(言い訳)は幾らかあった、今回はその言い訳(敗因)を深堀りし次回以降の釣行へ活かしていこうと思う。
これこそが成長の証、大人の行動と言えよう。
敗因その① 風
当日の予報では風速5〜6m。
この時点で中止にすべきだった様にも思うが、当日の朝イチ時点では無風。風が出て来るまではいけるかな、と軽く考えて出発したんだけども到着時点でまあまあの風量。
ラインの細い渓流仕掛けはひとたまりも無く、次第に暴風の隙間を縫ってしかキャストできない状況に。
もはや圧倒的風量にぐぅの音もでなかった。
敗因その② 天気
①に続きまた天候にまつわる言い訳である。
北東北の3月は春ではない、そんな事は分かりきってはいるのだが敢えて言う。
山あいの里川は真冬。
その寒さたるや暴風と合わせ魔界的、超魔界村であった。
敗因その③ 穴
穴と言っても、誰かが掘った落とし穴にハマッてさぁ大変。という訳ではない。
ウェーダーに穴が空いていたのである。最初のポイントで川に入った際に感じた違和感。
右足なんか濡れてきてない?
違和感はすぐに異変へ変わる。
右足ビチャビチャ、圧倒的浸水により右足は死亡。もはや釣りどころではない。
敗因その④ 猫
これは敗因というよりは唯一の勝因だったのかもしれない。
何度か移動を試みた末に駐車場で出会った猫。
目があった瞬間に擦り寄ってくる猫。
圧倒的猫ちゃん。
初見で我が家の飼猫よりも懐いてくるあたり、その可愛さたるや悪魔的であった。
ありがとう。
釣りブログの画像で手に沿えられている物と言えば、釣った魚と相場は決まっている様な気はするが、否。
このブログでは猫。
圧倒的可愛い猫ちゃんである。
敗因を挙げればあと100くらいはあっという間にでてきそうではあるが、キリがないのでこの辺で。
釣れなかった事に満足はしていないが、そもそもこのブログをカッコいい釣りのブログにするつもりもない(できない)ので、やっと本領発揮できたと言っても過言ではないだろう。
それにしても敗因の全てが釣り以外の事で埋まった辺り、我ながら反省の色はゼロという事に関しては反省して行きたいと思う(笑)